●キャンプイン

(1)横浜
 新生中畑ベイスターズの様子が気になる。
 戦力的には昨年よりさらにダウン、監督としては実績のない中畑が新監督。
 正直言って昨年より「いい」と思わせるニュースがほとんどない。
 そんな中、キャンプ初日に中畑新監督が激怒。
 
 外野で外野手に挨拶をしたところ、返事がない選手がいたとのこと。
 私も会社では挨拶はほとんどスルー、上司のよびかけにも素直に応じないので、どうこう言える立場ではないのだが、あえて一言。
 プロ野球もなんだかんだでタテ社会。監督への挨拶はむしろ声をかけられる前にかけるべきだし、挨拶の有無や声の大きさは覇気の表れでもある。
 4年間最下位でしかも6月頃には定位置についていたチームでは覇気もふりしぼれないのかもしれないが、とにかく停滞ムードの払拭はビリ脱出には必須。
 この4年間にプロ野球選手としてベイスターズに就職した選手も気の毒である。
 覇気がないことに新監督が激度したというニュースは監督のパフォーマンスもあるだろうが、チームにとってもいいニュースだと感じた。

 ところがキャンプ2日目。新監督がインフルエンザでダウン。練習場からの隔離を余儀なくされた。
 あ〜あ、前途多難だなと思ったが、今日のヤフートップニュースをみると、監督が宿泊先のホテルのベランダから練習場にむかって「がんばれ〜」アピール。
 ヘッドコーチ高木豊とのアイデアらしいが、なかなかやるなあ と感じた。
 個人的な予想では「昭和ノリ」の新監督が浮いて首脳陣と選手がバラバラになると思っているのだが、うまくチームがまとまって(選手が監督のノリにのせられるか、選手が監督に気を使ってのせられていることを演技していたらチーム状態がよくなるか)状況を維持できればビリ脱出がみえてくるかも。
 
 打撃陣の戦力ダウンは大きいが、3番高木豊・4番中畑まではさすがに考えていないだろう。

(2)中日
 リーグ優勝監督である落合との契約を切って高木守道を迎えたドラゴンズ。
 落合監督の自己経験から「ベテランにやさしい」監督であったことは疑いもないが、それゆえに「岩瀬のストパー固定」「山本昌の現役続行」が許されていたと思う。
 川上憲伸山崎武司の復帰(山崎は星野監督に追放されること2度目)など微妙に明るいニュースはあるものの、昨年苦しんだ打線の強化が山崎だけでは苦しい。

 ☆来週水曜日発売の週べ選手名鑑号を見てから選手云々についてはコメントしよう。