TVKで1日2話放送中の巨人の星。HDDの容量がみるみる減っていくので処理に大変。
偶然にも今日観た話は過去に他番組でも紹介されることがあった名シーンが含まれていた。
名シーンの前後関係を把握すると、単なるお笑いシーンではないことがわかり、結局他番組では都合のいいように編集していることがよくわかった。

今回の名シーンとは・・・・・。
星が主催するクリスマスパーティに花形・左門・一徹・明子・伴など親族知人に招待状を送ったものの、皆来れませんという返事のみで結局参加者ゼロ。
皆がこれなかったことに腹を立てた星がせっかく整えたケーキやツリーをめちゃめちゃにするというシーン。
この部分が他番組で名シーンとして紹介されたのだが、ここだけを観てしまうと「(高校中退テスト入団とはいえ)プロ野球選手なのにずいぶんと子供っぽいな」と感じるだけで終わってしまう。
だが実際には、パーティを開くまでにソレナリのいきさつがあった。

1.日米野球(来日したのはカージナルスのみだが)で大リーグボール(2号?)をオズマに破られた(結果はアウトだが打たれた)。
2.オズマが大リーグボールを破るために手段を選ばなかったため、非情な野球ロボットと非難を浴びる。
3.オズマは星に対し「幼少の頃から父親の言いなりで野球にうちこんできた貴様も野球ロボットだ」と同類であることを示唆する。
4.星はオズマの大リーグボール破りで消耗し倒れて入院。夢の中でオズマの野球ロボット発言を否定しきれず苦悩する。
5.オズマが日本を去ったことにより同類ロボット発言の影響も徐々に薄れつつあったが、オズマが巨人以外のセリーグ球団入団を希望し来日したがっていることを耳にするとトラウマが再燃。
6.自分はロボットではなく人間であることを自己主張しはじめ、野球からも遠ざかろうとし始める。
7.クリスマスパーティはその症状の一端であり、パーティにより人間らしさの証明を周囲に求めたが「甘ったれるな」とつっぱねられた結果になった。
8.問題のシーン
9.家の外で割れる窓ガラスの反対側からそっと見守る伴宙太。(ここで次回へ続く)

こうなるとミネルバXの話も再検証してみる必要があるかな。