今日突然ライダーマンよりメールが来た。
「蛸田ってスイッチだっけ?」

普通こんな文章が来たところで意味すらもわからないだろうが、つまるところドカベン大甲子園で明訓のレギュラーになった蛸田がスイッチヒッターかどうかの問い合わせ。
帰宅途中に即答を求められても困るんだが・・・。
帰宅して食事・ランニング・飲酒等一息ついたところでドカベン大甲子園を本棚から引っ張り出してみた。

ドカベンで明訓高校が敗北した(主人公・山田)2年生夏の甲子園では蛸田の名前は見当たらず。
※1番山田、2番殿馬、3番山岡、4番岩鬼、5番微笑、6番石毛、7番仲根、8番今川、9番里中。
夏の大会に敗北、監督が変わり3年生が卒業した後のメンバーに蛸田(7番ライト)が登場することになる。

●山田2年生・秋季大会。
◎予選第1回戦、対東海高校戦。蛸田初スタメン。
激ヤセした雲竜のエピソードにページの大半を割かれ、蛸田はなかなか登場しない。
結局雲竜のエピソード満載のまま試合終了、蛸田の打席描写なし。

◎予選第2回戦 対白新戦
蛸田7番ライト。夏子はんとの愛に破れた岩鬼が大スランプ。山田も打撃不調で不知火に歯が立たず。
攻撃がチグハグする上に、敵の伏兵にホームランを打たれた里中も「ヘタクソ野郎のマグレにやられた〜」とブチギレ。
さらに追い討ちをかけるように大スランプの岩鬼に対し、スタンドから夏子はんが別れを告げる「サヨウナラ」の指文字。
岩鬼はこれを「アイシテル」と勘違いし、不知火からストライクコースの速球を軽々とバットとともにスタンドへ(逆転満塁HR)。
ドラマチックであったが、蛸田の打席描写はなかった。

◎関東大会第1回戦 中山畜産高校戦
蛸田の打席描写なく試合終了

◎第2回戦 大熊谷工業戦
岩鬼の先頭打者ホームランの描写以降、コールド勝ちにいたるまではほとんど経緯が省略されており、詳細不明。
当然ながら蛸田が試合中何をやっているかは不明。

◎決勝 下尾高校戦
下尾の主砲・仁の3長打(HR、3BH、2BH)が飛び出すが、明訓山田は4打席連続ホームラン。
この借りは甲子園で必ず返す!と豪語した下尾・仁だが、なぜかこの後の春の選抜大会に登場した下尾高校の描写はまったくなかった。
蛸田の初打席描写はまだない。

●山田3年生・春の選抜大会
◎第1回戦 通天閣高校戦(坂田三吉
連載終了が決まったためか、とにかくこの大会は展開が速い。
蛸田初の打席描写があったが、わずか1コマ。坂田の速球にあえなく右打席で空振りするシーンのみ。
泣くな、蛸田。

◎第2回戦 花巻高校戦(太平洋)
左の好投手であり、明訓現監督・太平の実子である太平洋。
本来ならすばらしい投手戦とかけひきが展開されるはずであったが、この春の大会はとにかく展開が速く、脇役(蛸田)の打席描写などに貴重な紙面は割けないらしい。

◎第3回戦 土佐丸高校戦(武蔵、犬神)
試合展開を早めるためには山田のホームランに限る。

◎準決勝 石垣島高校戦
この試合の敵は「暑さ」であり、蛸田は問題外のようだ。

◎決勝 北海大三高校戦 
この試合の敵は「寒さ」であり、蛸田は問題外のようだ。

結局、ドカベン(2年生秋〜3年生春)までは蛸田の描写はないに等しいが、今日はもう遅いので明日以降に「大甲子園」を検証してみることにする。
・・・・・・・・・・・・・今日のこの時間を返してくれ。