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○グラチャン２００９　女子バレー

・新星山口の活躍
　第１戦、第１セットでチャンエルを変えた後に、代表に選ばれながらケガで離脱した狩野の補充選手として選出されたＷＳ（ウィングスパイカー）の山口の活躍が始まった。
　日本代表新監督の今の代表チームに求めたのは「スピード」。
　トスからスパイクまでのスピードを世界トップレベルに引きあげることを第１として練習を重ねてきたが、この山口がこの試合でスピードバレーを見事実践した。
　この試合でエース栗原と同じ１５得点を上げ、栗原に次ぐ攻撃の要として必要な存在になった。
　
・ＶＳブラジル戦
　第１セット序盤から５点以上つきはなされ、世界トップとの実力差はやはりこんなものかとおもっていたが、ジワジワと追い上げ、第１セットを接戦の末先取。
　幸先はよかったが、第２セット以降はブラジルコートにベテランの選手が交代ではいってからブラジルチーム全体が引き締まり、流れを完全に奪いきれずに負けてしまったが、落としたセットでも２０点以上奪いとるという予想外の戦いを見せた。
　山口のスパイクがよく決まったことと（加えてエース栗原へのマークも緩くなった）、粘り強いラリーでブラジルのミスを誘ったことが、善戦できた理由だろう。

・しかし・・・・エース栗原のリタイヤ
　なんだかんだいって一番のスパイクが打て、困ったときは栗原という精神的支柱でもあったエースがケガで離脱。
　全員でカバーしなくてはならなくなったため、とにかく選手交代が多くなった。
　よく言えば、次世代を担う控えの選手にも出番がまわってきたわけだが。
　坂下、木村、荒木、山口、攻撃もまさに総動員。
　いま中継でやっているイタリア戦が最終戦ではあるが、勝てばメダル（銅）現在１位のチームに勝つのは至難だが、頑張ってほしい。
　レシーブの弱い木村はサーブでよく狙われる。

・日本テレビＨＰの選手アンケート
　グラチャンの中継放送を行っている日本テレビのＨＰに選手紹介のページがあった。
　単なる紹介にとどまらず、事前に回答をもらっていた２０問程度のアンケート用紙をそのまま載せているところがユニーク。
　選手個々の意識や字体、コメントの内容などを写真と見比べながら読んでみるとなかなか面白い。
　
　・キャプテン荒木、エース栗原らの主力選手の意識の高さは予想通りだったが、それ以外の選手については個性がよく出ていた。
　・海外チーム所属経験もあり、技量は世界レベルのある選手の回答。無駄？な質問には回答せず、コメントの文字数も少なめ。「チーム内の仲のよい人」の回答欄がなぜか空白であった。
　・レギュラーの選手ではないのでテレビにうつることはあまりないが、タイム中にレギュラー選手にタオルを配ったりコマゴマと動き回る、終始控えめな選手がいたのでアンケートを読んでみた。
　　年齢は２０代半ばでチーム内でも中堅どころ。回答がみょうに子供っぽかった。
　・活躍著しい山口のアンケートも読んで見たかったが、緊急補充選手であるためかアンケートは掲載されていなかった。
　　山口のケースは仕方ないとして、チームの中核選手でありアンケートも実施されているはずなのに、なぜか１名掲載されていない選手がいた。
　　載せられない内容だったのか、回答用紙が提出されなかったのか、くだらないとばかりにポイ捨てされたのか・・・・。
　・アンケートの内容（字体、コメントなど）とチーム内での活躍度合い、年齢などをそれぞれ重ね合わせて読んで見るとなかなか面白い。