連合艦隊
◎シナリオ16 アッツ島沖海戦
・数少ない日米の昼海戦。
◎日本軍
(第5戦隊)那智、摩耶、多摩
(第11水雷戦隊)阿武隈、雷、電、若葉、初霜
アメリカ軍
(第16任務部隊)
CAソルトレイクシティ、CLリッチモンド、DD4隻(ベンソン級2、ファラガット級2)

【第1ターン】
2つの艦隊で米艦隊に挑む日本軍。一列になって直進する米艦隊に対し、日本軍は艦首側から垂直に接するT字接敵。
このままの陣形だと日本軍は不利(前面射界に対して砲撃力1/2、雷撃不可)だが、2つの戦隊で挟み込むことができればチャンスが生まれる。
昼間なのでお互いに艦隊の位置は視認しており、あとは射程内にとらえるだけ。
◎日本軍
ソルトレイクシティの砲撃により旗艦那智が1損傷(W)。那智・摩耶で応射するが効果なし。

【第2ターン】
米艦隊の先頭側を水雷戦隊が抑え、後方を重巡軽巡1が抑える。中距離での両軍の砲撃が始まった。
◎日本軍
ソルトレイクシティの砲撃によりまたも那智が損傷(W)砲撃力が半分に。
◎米軍
艦隊先頭をすすむベンソン級駆逐艦水雷戦隊の砲撃を受け2損傷(2W)追加打撃で羅針盤が破壊され、砲撃の命中率が低下。

【第3ターン】
いよいよ双方の艦隊の距離が近距離に。激しい砲雷撃戦が繰り返されるが、おたがいヒット数はあがるものの損害にはなかなか至らない。
重巡の砲撃力がこの戦力の中では飛びぬけている。
◎日本軍
那智がまたもやソルトレイクシティをはじめとする艦の集中砲火を浴び、さらに2損傷(2W)追加打撃で推進器も損傷し1損傷追加(1P)。
この損害で那智は速力こそ低下しないものの、砲雷撃不能となり戦力外となった。
◎米軍
摩耶・多摩の集中砲火によりソルトレイクシティが2損傷(W)。
水雷戦隊の砲撃により損傷中のベンソン級がさらに2損傷(2P)。速力が低下し艦隊から落伍せざるを得なくなった。

【第4ターン】
駆逐艦1隻が落伍したものの、そのまま最大速力で進み続ける米艦隊。
摩耶・多摩の主力は米艦隊とすれ違いにったため回頭を行うが、米艦隊との距離は開いてしまった。
米艦隊の先頭には水雷戦隊が立ちはだかる形になり、壮烈な近距離射撃により勝敗が決した。
◎日本軍
那智が戦力外となったが、摩耶・多摩が奮戦。ソルトレイクシティに1損傷(W)ファラガット級駆逐艦1隻に2損傷を与えた(2W)。
水雷戦隊は敵艦隊との近距離射撃により雷が2損傷(2W)、初霜も2損傷(2W)をうけるが、初霜は火薬庫の爆発により沈没。
◎米軍
損傷中のベンソン級1隻はさらに砲撃を浴び操舵系の損傷により2ターン回頭ができず、火災も発生。
もう1隻のベンソン級は1損傷(W)をうけるが機関故障により1打撃追加(P)。
軽巡リッチモンドは雷のはなった雷撃により機関3損傷(3P)速力が低下。

このターンの終了時に日本軍のPL(艦隊損害許容量)が0になったため、日本軍は退却を開始する。
◎日本軍 沈没1(初霜)大破(那智)中破(雷)小破(多摩)
◎米軍  中破(ソルトレイクシティリッチモンド、ベンソン級1隻、ファラガット級1隻)小破(ベンソン級1隻)

ルールを読み直した結果、雷撃の判定の解釈に誤りがあることに気づいた。
・雷撃は「発射する」ことを決めたら全発射管から発射する(一部発射はできない)。
・(原因はチャートの誤植によるもの)雷撃に対して艦船の防御力により損害の度合いが変わる(前回の記述は誤り)