この連休で色々課題を消化。

●24(3rdシーズン)
年単位でライダーマンから借りているDVD−BOX。
真ん中あたりまでは観た覚えがあるので、真ん中チョイ前の第6巻から視聴開始。
1度観た覚えはあったが、「これまでの24」を復習するために思い出しながら視聴。

2日間で12巻まで鑑賞。やっぱりこのシリーズはまとまった時間にまとめて観る方がいいな。
大変長らくお借りしておりましたが、やっと返却できます。ありがとう>ライダーマン
※いつ頃借りたのか過去ログを見てみたが、2008年8月第458話で第2シーズンを観終わったと記録があるだけで、第3シーズンに関する記載ナシ。
2008年9〜10月頃だろう。丸3年か・・・すみません。

◎感想とツッコミ
・第2シーズンのラストは第3シーズンにつながるラストらしくないラストであったが、第3シーズンはキッチリ終わってくれた。
・組織に潜入するために会社には内緒で麻薬中毒者になって潜入捜査開始。途中で会社にばれて素直に常用していること白状したら、そのあと注射をうつシーンや中毒症状に悩まされるシーンがなくなり、通常と変わりなく任務をこなしていた。>ジャックバウアー
・この組織(CTU)はアメリカの重大危機にかかわる犯罪に対処・防止し、しかも24時間で解決させるという時間的制約に縛られた捜査をこなしている。
 捜査中の銃撃戦は日常茶飯事で、殉職者も多い。
 では本部にいる事務職・オペレーション職の人間は安全なのか?
 ・・・いまのところ、3作中それぞれの責任者が死亡しているか背任で職を降ろされている。
 この組織には安全などはないのだ。
・捜査官は常に拳銃を携帯、CTUの実働部隊は軍さながらの重装備。
 これはアメリカに災いをもたらす悪の組織が、銃火器や細菌・核などを標準装備しているからで、これだけの組織に対抗するためには、それだけの装備も必要になってくるということ。
 日本ではどうか。
 日本では過激といわれる西部警察でもCTUの捜査官レベルの銃火器で問題は解決しているし、犯罪者が過激でない分、過剰な装備は必要にならない。
 では円谷や東映なども含んだ組織に対する場合はどうなっているのか?
 宇宙から飛来する宇宙人は「つねに穏便」で、地球を艦隊で取り囲み一斉砲撃するという侵略は一度もない。
 侵略者が穏便でやってくるためなのか、地球の平和を守るほうもなぜか「常に穏便」で「秘密でひっそりと」しているのだ。
 これは円谷と東映を含んでよく考えてみてほしい。
 アメリカの犯罪組織よりもあきらかに大きな戦力や実行部隊を持っておきながら、全面的な侵略を一度も行わず、ひっそりと地球に飛来し(なぜか極東に集中的に飛来する)ひっそりと正義の巨人に撃退される。
 
 なぜ、アメリカと日本では「ヒーロー像」がこんなにちがうのか?
 日本で24を作れば確実に残り3時間程度のところで誰かが変身する。
 これはアメリカのヒーローは「国そのもの」であり、愛国心の旺盛で、強力なアメリカの防衛組織が悪を撃退することが理想であるからだと思う。
 つまりアメリカでは円谷や東映のような思想や作品は「そもそも」生まれない。
 東映レベルの精鋭5人組で1年かけて悪の組織を撃退するよりも、ジャックバウアーやCTU、軍隊の力で「24時間」以内に撃退するのがアメリカ流なのだ。
 アメリカは常に重大な危機にさらされ続けているため、ショッカーやガッツ星人程度の侵略者を撃退するのにいちいち時間をかけていられないのだ。
 ・・・・・24観てこんなこと考える人もそうはいないだろう。