平成23年3月11日14:46から1週間が経過した。
いまだに被災地の被害が確定しない状況にあり、かつ福島の原発の沈静化についてしきりに報道されている。
余震も岩手県福島県茨城県などを中心に頻発、関東在住ではあるが、緊急地震速報を察知するためにテレビはつけっぱなしにしている。
スーパーマーケットやコンビニなどから生活用品・食料品は消えてなくなり、モノが買えなくなった。
さきほどスーパーに買い物に行った際、キッチンペーパーや野菜を買うことができたが、箱ティッシュや牛乳、卵、コメなどは相変わらず品切れ状態だった。

この1週間を私の視点ではあるが振り返ってみようと思う。

●3月14日(月)
・首都圏の電車はほとんど動いておらず、出勤すら困難な状況。
 JRは山手線、中央線(東京〜立川)などごく一部が運転していたのみ。
 私鉄では東武・西武ともに始点よりわずかな区間を運転したのみ。
  西武新宿線:新宿〜鷺宮鷺宮は新宿から急行で2つ目の駅。
  小田急線:新宿〜経堂。多摩川のかなり手前。
 幸い東急は運行率が他社より高く、早めに家を出ることによってJR線経由で出社することができた。

 この日は先輩のKさんが明日以降の仕事のことを考え、私のアパートに泊まりたいとの打診アリ。
 定時退社後新宿駅に向かったが、すでに山手線ホームは人でいっぱいなのか階段下まで行列ができていた。
 ここですぐさま地下への階段を降り、丸の内線ホームへ。しかし電車は来る気配なく人が増すばかり。
 ホームの外へ出て次の新宿三丁目まで地下を移動。このフタ駅はたいした距離ではない。
 新宿三丁目副都心線ホームへ。電車がすぐ来て乗り込んだが、まだ車内は空いていた。
 しかし渋谷着後、改札外には山手線をあきらめた人だかりが整列しており、はやくも混乱の気配。
 いざというときJRは役に立たないことを痛感、副都心線に切り替えたのが正解であった。
・金曜日以来、コンビニからおにぎり・サンドイッチ・弁当・カップ麺が消えた。

●3月15日(火)
・鉄道各社が動き始め、早めに出たのに電車がかなり混んでいた。
 東急の運行率は前日並であったが、横浜からのJR組がなだれ込んできたようだ。
・帰宅後買い物に行ったが、大型ドラッグストアは廃墟のごとく陳列棚があらされていた。
 入り口には「一度に入店できるのは5人までです」などの張り紙アリ。
 スパゲティの麺の棚を眺めてみたが何もなし。低い棚の奥を見るためにしゃがんでみると、10束ぐらい棚の後ろに固まっていました。
 3束ほどゲット。丹念に棚を見るといいことあるなあ。
東京電力の無計画な計画停電スタート。
 対象地区割りが複雑で誤りも多いので、いつ停電になるかよくわからない。
 東京電力のHPで地区割り表のPDFファイルを印刷しようとしたら、ファイルを開ける時点で「壊れています」のメッセージ。
 しかたなく横浜市のHPを閲覧し、町別のグループ割り表を印刷(第3グループ)。

●3月16日(水)
・どうやら今日が計画停電の日(19時ごろから22時ごろまで)のようなので、先輩のKさんに「停電対策についての話し合い」をテーマにした会合を22時ごろまで行いましょうと打診。
 結果は計画停電は実施されず、Kさんと酒を飲んで、Kさんはアパートに泊まることになった。
・コンビニにおにぎり登場。カップ麺も仕入れが偏っているのか、はたまた在庫整理なのか、280円くらいの熊本とんこつラーメンばかりが陳列されていた。

●3月17日(木)
東急線は通常通りの運行、私鉄各社も運転区間を延長し始めたため、通勤の苦痛が緩和されてきた。
・しかし1630ごろ、政府より「関東地方の大規模停電の恐れ」発表があったため、すぐさま帰宅命令が出て退社。
 新宿駅までダッシュして渋谷で17時前の電車に乗ることができたが、翌日の新聞によると18時ごろの渋谷は人だかりで電車に乗るのに何時間もまたなければならない状況であった。
 そもそもこの発表の主旨は「大規模停電が起こる」ということではなく、「大規模停電が起こりそうなので鉄道各社に運行率の10%削減を依頼した(もともと運行率の低い会社は対象外。JR、東京メトロ都営地下鉄などが対象)」ということ。
 発表の仕方をよく考えてほしい。
・とにかくこの発表の一件で「突然の政府発表により鉄道路線の運行本数が削減され、人の流れによっては帰宅難民になりかねない」ことが実証された。
 呑んで帰れなくなった。
・早く帰宅できたが、自宅近隣は計画停電中。
 時間をチェックしていなかったので「停電が何時に終わるのか」をライダーマンに調べてもらった。
 電気がないとテレビも映らないしパソコンも動かない。ラジオは計画停電のニュースは流さない。

●3月18日(金)
東急線は節電時ダイヤを作り出したようで、平日・休日ダイヤにない運行を開始した。
 全駅各駅停車ながら、駅の電光案内に時間が出るようになった。
計画停電のスケジュールをメモ帳に転記。