ライダーマンからゲーム会終了後西村京太郎を3冊借りました。
・七人の証人
裁判が終了して有罪判決が決まった犯人の父親が七人の証人を集めてその証言を再検討する話。
勿論、いくつかの証言は覆り真犯人があぶり出されるのだが・・・。本作には十津川警部が登場。
一連のトラベルミステリーの主役として活躍する前のことで、むしろ十津川軽侮である必要性はない。
本作登場の十津川警部も、この後「国鉄専任」として大活躍するとはまだ夢にも思っていないだろう。
・脱出
日本がまだ学生運動が盛んだった頃、昭和46年の作品。
プロットがしっかりしているので齟齬はないが、時代的な違和感を感じるのと、ちょっと不自然かなあと思う所あり。
・D機関情報
これからとりかかるが、「脱出」のあとがきにあった作者インタビュー(聴き手:山村美沙)によるとこの作品が一番評価が高い。
西村作品にとりかかっていると他の本が読めなくなるので、優先順位をどうするべきか。
江戸川乱歩・少年探偵団シリーズ
前回の4冊の内3冊購入し、1冊読了。
・海底の魔術師
舞台は海中が多いため、これまでの少年探偵シリーズとはちょっと雰囲気が違う。
作品としては少し短めで(200ページ未満)読みやすいが、トリックなどもありきたり。
その他
・追跡夕張問題
財政が行き詰りつつある市町村は色々あるが、夕張は注目もされたしその財務内容の悪さがケタ違いだった。
炭鉱で活性化した夕張だったが、その後の観光への転換・巨額投資の度重なる失敗がここまで事態を悪化させた。
バブル時代とはいえ、あまりにも採算無視(軽視・楽観)。
道路公団・地震予知等「税金の無駄使いだろ」という本をいくつか読んできたが、この手の話は叩けばいくらでもホコリが出るのできっときりがないのだろう。