前回書いたように、GW中に新潟のNOV宅にお邪魔し、初プレイのゲームをいくつかやりました。

・バトルスターギャラクティカ

「これまでのバトルスターギャラクティカ」(前回も参照のこと)

 私=ソール・タイ(提督)、NOV=バルター博士(大統領)、NOV奥様=チロル、V3=アポロ
 
 この4人の内、だれかが敵勢力サイロンの人間であることが確実なのだが、正体はまだわからない。
 とりあえずは4人で協力してサイロンからの攻撃をかわし(ゲームスタート時はサイロン母艦1を基幹とした強襲揚陸艇・戦闘機と交戦状態)、各プレイヤーがアクション終了時に引く「危機カード」による危機を回避しなければならない。
 
 アポロはパイロットなので戦闘機バルターで出撃、チロルは整備兵なので戦闘機ドックで損傷機の修理に専念。
 バルター博士と私は指揮センターで無人戦闘機を出撃させ敵部隊に攻撃を仕掛ける。
 (提督は核ミサイル2発の発射ボタンを管理しているので、いざとなったらぽちっと発射可能)
 プレイヤーは アクション⇒危機カード(ジャンプ準備進行、敵艦の移動・攻撃・増援等の情報も記載されている)による危機回避 を繰り返しながら進行。
 アポロの活躍により敵戦闘機は撃破するが、増援で母艦が1隻追加で現れたり、艦隊に随伴している輸送艦が撃沈されたり(人口−1)絶えず劣勢。
 早くジャンプ準備を進行させてこの危機をまずは振り切りたい。
 (ワープしてしまえば敵ユニットはすべて除去され、敵艦隊と遭遇するまでは平和な宇宙空間を航行。次回のジャンプ準備+サイロン探しを進める。
  ジャンプ準備が不十分でも人口を失うリスクを背負って強制ジャンプを行なうことも可能)

 実はこの戦闘母艦ギャラクシーには重大な欠陥がある。
 実は戦闘機の発着設備が左舷にしかなく、右舷側に敵母艦が出現すると対応に四苦八苦するのだ。
 今回のサイロンの侵略は奇襲であったため、平和時に改装済みであった右舷発着設備は土産物屋になったままなのである。
 
 さて、輸送艦を何隻か失い、ギャラクシー本体も燃料タンクの損傷を受けながらジャンプ準備が整い、ジャンプ成功。
 サイロン艦隊を振り切ったが、到着した宇宙空間は荒涼とした惑星群で、燃料を3も消費してしまった。
 (ジャンプ先については提督が目的地カードを2枚引き、どちらかを選択する)

 艦内では裏切者・サイロン探しがはじまった。
 まっさきに容疑者となったのは私。その理由としては
 ・戦闘に消極的であり、これといった戦果がない
 ・目的地を選べるはずなのに、あえて燃料を3も消費する惑星群に到着させた(ちなみにもう一枚はサイロン艦隊との遭遇だったのだが、この情報は公開できない)
 ・その他危機カードの解決に当たっても反応が怪しい
 などがあげられ、営倉送りになった。
 私がサイロンだとすれば、残った3人はみな人類側の人間なのでさぞかしことがうまく運びやすくなるだろうと思いきや・・・

 このゲームの「危機」を回避できたかどうかは、カードに記載されている難易度以上の数字を投票で確保することである。
 4人のプレイヤーが任意にカード(何枚でもよく、カードはそれぞれ1〜5の数字あり。詳細は省略するが賛成1〜5、反対1〜5のカードをそれぞれ出す)を出し、その中に2枚未使用の山からカードが加え、賛成反対を集計する。
 サイロン側としては人類が危機に陥ったほうがいい訳で、この賛成反対投票には「反対」を投じてくるだろう。
 もちろん未使用の山からカードを2枚加えるので、その2枚がたまたま反対票だったりすることもあるので、結果から即断はできない。

 営倉にとじこめられた私は、営倉を出るために難易度7の判定をクリアしなければならないし、営倉にいる間は1枚しかカードが出せない。
 私がサイロン側だとすれば、人類はかなり有利になるはず。
 しかし・・・・・・

 氷結惑星の探査や民衆の反乱などの危機に対して「あきらかな反対票」が混ぜられており、未使用の山から反対票がこんなにも流れてくるのはおかしいという事態になった。
 当然私も難易度7をクリアして営倉からの脱出を試みるが、反対票により長期拘留。

 ここでアポロに疑惑がかけられ、アポロが営倉入り。
 それでも反対票は止まらない・・・・。

 大統領であり、いまや私の後任提督でもあるバルター博士。もう1人は整備兵のチロル。
 このどちらかがサイロンであることがほぼ確実。
 この後もサイロン艦隊と遭遇したが、パイロットであるアポロは拘束中、バルター博士は艦隊に随伴する大統領専用艦コロニアム1で執務中。
 チロルがギャラクティカ内を自由に行動していた。
 そんな時、バルター博士が「サイロン探知機」を開発、すぐにチロルを解析にかけ「チロルがサイロン」であることを告白。
 しかし、博士の発言に裏づけはない。サイロン探知機が正確であったとしても、博士の狂言である可能性もある。
 
 営倉入りの2人はただ見守るだけ・・・

 ここでチロルはサイロンの攻撃を受ける中で人類に不利な行動を取り始め、バルター博士の宣言が正しいことが裏付けられた。
 チロルは正体を暴露しギャラクティカを離れてサイロン艦隊へ移動。
 ここでチロルは「人類の致命的危機」カードを1枚ゲット、内容がいまひとつなのか毎ターンカード交換。
 「致命的な危機」は通常の危機とは違ってそれこそ「致命的」なのであろうが、何か起こる前にコボルに到着しなければならない。
 行程8+ジャンプ1回でコボルに到着するが、現在は行程6に達しており次のジャンプ準備中。
 次のジャンプで行程8に到達し、さらに1回のジャンプでコボルに到着するのだが、民間人のモラルや燃料の残量が乏しくなりつつある。

 ここでチロル(サイロン)が致命的危機カードを発動。「コロニアム1の爆発」
 難易度が高く、爆発の阻止に失敗するとコロニアム1の撃沈だけでなくモラルが0以下に低下してしまう。
 3人が全力で爆発阻止にカードを投入するが、チロルの強力な反対票に阻まれ結局阻止失敗。

 コロニアム1の爆発とともに人類が絶望し、ゲームは人類の敗北で終了。

 完全なキャラゲーであるが、シーズン1で世界観や状況をつかむだけで十分楽しめる。
 カードの文章になれればゲームもスピーディに進むようになるはず。
 シーズン1を観て面白いと感じた人にはお勧め。