今まで皆には黙っていたが、現在のアパート以外にも実は1軒アパートを借りていて、二重生活を送っていました。
もう1軒のアパートは駅の反対側で川を渡ってから10分ほど歩いた商店街の一角。
狭い道ながら下町の風情があってなかなか住みやすいところでした。
私の住んでいたアパートはかなり老朽化(木造)していて、表向きは肉屋(テーブルとイスが用意してあって昼間はヤキトリなどをそこで食べられる)。
店の横道に入るとアパートの入口があるのです。
このアパートがどれくらい老朽化しているかというと・・・和室は2部屋あるので広さは問題なし。
しかし風呂とトイレがなく(おそらく共同)自分の部屋のガラス戸を開けると中庭にでられるものの、ガラス戸にカギがなく、戸自体も簡単に破れてしまうようなオソマツさ。
外出中に入ろうと思えばいつでも入れるような状態。
主な荷物は全部現在のアパートに全部うつしてあるものの、布団や本棚+本、小型テレビなどは置いてあるのでいつ盗まれるかわかったもんじゃない。
それでも家賃も払わなきゃいけないし、どうしようかなあ・・・と悩んでいた昨今。
ボロボロアパートのほうにほとんど帰ることがなかったため、1回行ってみないとなと考えて休日に現地へ移動。
するとアパートの店子であった肉屋が店舗拡張して私の部屋の大部分を取り壊して改装、テーブルとイスを増やして商売繁盛と言う状態。
「ちょっと!ことわりもなくどうしちゃってくれてるのよ!」とオヤジに抗議したが、「いなくなったと思ったから」という理由とヤキトリ2−3本でまるめこまれた。
「残った荷物はそこ置いといたから」と店の奥の一角をみてみると横倒しになった本棚に文庫本が10冊程度のっているだけ。
なぜかその中にSFC(スーファミ)のカートリッジソフトもまじっていた(そのうちの1本がドラクエ9。起動してみるとなぜか横スクロールのアクション風ゲーム)。

こうして私の二重生活が終了した。

ここまで書けばわかると思うが、すべて夢の話で最近特に「もうひとつのアパート」の話は毎回微妙に設定が変わるもののよく登場していました。
こんなかたちでラストを迎えるとは思っていませんでしたが・・・・。
以前ライダーマンにこの話をした時に「転職したいんだろ?」といきなり急所をつかれました。
この夢にオチがつきそうなのも、最近の職場での評価急上昇があるのかもしれません。