出雲旅行・1日目。
出雲空港到着後、空港横のレンタカーで車をレンタル。
まずはどこに行くのか。京都奈良と違って初見の地なのでここはおまかせ。

空港の一番近くにある荒神谷遺跡へまず移動。
ここは358本の銅剣が発見された場所(ほか銅鐸6個と銅矛16本)。
4列に並べて埋めてあり「適当に捨てた」のではなく目的があって「埋められた」ことが明らか。
教科書などには銅剣・銅鐸などの写真がよく載っているが、銅鐸は主に近畿・中部地方徳島県によく出土し、銅剣は中国・出雲地方によく出土する。
朝鮮との交流が盛んであった九州は銅矛の出土が多く、あきらかに銅の文化圏がクッキリとわかれている。
出雲地方はこの358本の銅剣が発見されるまでは「銅の文化圏」としてはどの部類に属するのかよくわからなかったが、この荒神谷遺跡での発見が大きな進展となった。
講談社文庫より発売されている松本清張の「古代史通史シリーズ」は昭和53年(1978年)に刊行されたが、昭和54年(1984年)にこの遺跡発見があったため昭和58年の文庫化に際し全面改稿がなされている。
いまは故人となってしまった松本清張だが、昭和史・古代史に関する深い見識があり、これらのシリーズは非常に読み応えがありおもしろい。つぐつぐ故人となってしまったことが惜しまれる。

遺跡以外にも資料館(埋められた銅剣は青銅色で古びているが、当時の剣を再現したレプリカも手で触って重さを実感できる。いうまでもないが銅色に光って見た目もきれいだしズシリと重い)が充実しており、時間をとってゆっくりみることをお勧めしたい。
また、外にはこの季節(7−8月)蓮がまた見事。なんでも「2000年の蓮」らしい。
銅剣発見の場所も見学することができるし、実に見ごたえのあるいいところでした。
問題なのは直射日光が降り注ぐとても暑い日だったことと、拝観用の靴がまだ準備できていないので、ちょっと集中しきれませんでした・・・・。
(靴は国道沿いのナンデモセンターで購入。私の個人ごとで予定を曲げてしまい、ホント申し訳ない。ここにきたんだから酒も買いましょうということになったが、「そんなにいらないでしょ」と2号は不満げ)

出雲から宍道湖沿いに玉造温泉へ向かう中、八重垣神社などの神社を拝観。

八重垣神社は「明るい神社ですよ〜」と2号が言っていた通り?今晩お祭りがあるのか境内はその準備中。
しかも夜のためにリハーサルしているバンド連中がいて、ギターの音やら意味不明な歌やらでとにかくザワザワとしていました。
それだけ皆が集まりやすい親しみのある神社なんですかな。
この神社は「縁結び」のご利益があるとされているが、お参りするだけでなくもっと具体的な効能を占える場所があります。
境内の外にある鏡池がソレ。
神社で買った「専用和紙」に10円玉を乗せ、池に浮かべて待つ。
沈むまでの時間と沈んだ場所が岸からどれくらい離れているかによって「縁結び」までの時間と対象までの心の距離を計る。
一番気合が入っていた2号、瞬く間に和紙が沈んでご満悦。対象となる「ささこ」さんは・・・・
ちょっと時間がかかりましたが、岸からさほど離れずにキッチリ沈みました。この(2号との)時間差は一体なんなのか?迷いがあるのか?いらぬ疑惑が発生。
2人のうち片方だけ水に流されて岸から遠くはなれ、しかも和紙が沈むまで時間がかかる、なんてこともありえたので悪くない結果だとは思うのだが。
問題の私は2号ほど出ないにせよ岸からさほど離れていないところで早めに沈没した。
本人にその予感はまったくないが、うれしい。
この和紙にはシカケがしてあって、水につけると文字が浮かび上がる。「開運のきざしあり。方向は東と南」
開運の兆しがあるのはうれしいが、東と南って・・・・・どこ?

つぎは神魂神社(かもす神社)。
境内に入るまでに段差の高い石段を上る「男坂」とゆるやかな坂道で境内に入る「女坂」がある。
男坂を上ったが、段差が高いので上りきった後は汗がどっと噴出した。

本日最後となる熊野大社により、宿泊先の長生閣へ移動。
なかなかスバラシイ旅館で、今回の割安ツアーの値段で泊まれるなら満足。
露天風呂に浸かり、部屋でビールで乾杯。五臓六腑にしみわたりますなあ。
食事の時間になってから食堂に移動し、生ビール〜日本酒で料理を堪能。

食事後は勝負の世界、ゲーム会に突入。
まずは6人カタン。木材と粘土の道路族となってひたすら道路を作り続けたが、やはり麦と鉄がでないと勝てない。
麦と鉄を抑えたテンさんが極めて狭い限定エリアを制覇しているだけで一時は勝利の可能性も生まれてきたので、鉄と麦の重要性はやはり高い。
電撃的に2号が勝利。

2戦目はゴキブリポーカー。
カードの種類が多いので手持ちカードの情報だけではカウンティングができず(他のゲームでもやったことないけど)運の要素が強いゲームなので「どうかなあ」と思っていたが、今回のゲームで視点が変わりました。
このゲームは「1人負け」を作るゲームなので、序盤で弱みを見せた相手にどんどんつけこみ、選択の難しい状況でカードをつきつけるゲームだということに気がつきました。
不利な状況にあるプレイヤーにはカードをタライマワシにすることで混乱させ、どんどん追いつめることが大切。
亀井さんとささこが終盤窮地に追い込まれかなり苦しい展開に。
他4名はスズシイ顔でカードをパスするだけ。
キャプテン翼で修哲小がとった「とりかご」作戦をふと思わせたが、漫画と勝負の世界は違うのだ。
結果、ささこさんが敗北。

3戦目はブラフ(ダイスゲーム)
経験値だけは他5名よりあるつもりだが、レベルは全然上がっていないので苦戦することは必至。
そもそもこのゲームで前回勝ったのは10年以上前だと思う。
手痛いブットビがなかったので最終対決まで残ることができたが、無難に次へパスすることしかやってこなかったツケがでて劣勢。
案の定敗北しました・・・・・。

2号の友人もゲーム巧者が多いのでダメな酒飲み+PB監督連でゲーム交流会をやるのもおもしろいだろう。
相手に酒を飲ませて弱らせる役目はまかせてくれ。

2日目につづく。