・スカウティングレポート
昼間モスでずっと読んでたけど、まだ終わらん・・・。

12球団全体をザラッとみてみると、投手野手ともに4項目で満点なのは・・・・
阪神・ウイリアムス、日ハム・ダルビッシュオリックス・平野佳。
球界を代表するエース・ダルビッシュと、一昨年に比べて球速が上がり安定度が増したウイリアムスはわかるが、コメント欄でも完投がルーキーイヤーの10から2に落ちたことが指摘されているのに平野は満点。
実際に平野佳のピッチングを観ていないのでなんともいえないが、相対的にみて評価に偏りがある気がしてならない。
紙面の前半部分のセリーグ編では5段階で2以下があまりつかない様子であったが、後半部分のパリーグ編になるとビシバシ2以下がついている。
DH制のため守備で辛い評価がつくのはわかるが、守備以外でも2以下がバシバシつく。
楽天以外のパとセリーグの各球団でそこまで違うのか?
選手個人の評価については投球フォーム・打撃フォームについて筆者の基準にどの程度即しているかが大きなポイントになっていて、変則フォームで成績を残している選手には説明がかみ合っていない。
西武・中島のホームランを狙った(?)アッパースイングには最低の評価がなされており、現にホームランも出ていないので肯定せざるを得ない。

この本のよいところ。
この本ではピッチャーのクイック、キャッチャーのスローイング、打者の一塁・二塁・三塁までの走塁タイムについてすべてストップウオッチで計測しており、そのタイムも評価の一因になっている。
盗塁が多くても、凡退時などのタイムが悪いとコメント欄でも酷評されている(元近鉄の選手がボロクソ)。
1プレーに対しタイムを計るということは、その選手のモチベーションがわかり、成績に表れないデータとして非常に面白い。
例としてホークスの大村。モト近鉄の好打者であるが、凡退時のタイムが極端に悪く走塁放棄することもあることが触れられており、これは成績表からは読み取れない。
逆に日ハムの選手は総じて走塁に手抜きがなく、1プレー1プレーを大切にしている様子が伺える。
楽天も山崎の守備走塁とフェルナンデスの守備以外のコメントは好意的。

・高松塚とキトラ
スカウティングレポートと同時進行。
この本はキトラと高松塚の壁画の作者が同一であることを前提に、壁画の書かれた背景・意図・壁画の意味するものを解説している。
半分ほど読んだが、埋葬者が誰であるか等の部分には触れられておらず、壁画の各論集・・・ちょっと期待ハズレ。