昨日、PB監督メンバー4人(途中から5人)で新春ゲーム会。

(1)インコグニト(私、RF監督、V3、GR監督の4人)
インコグニトは4人用ゲームなので、ライダーマンが到着する前にプレイ開始。
このゲームはマンハッタンを舞台にした情報戦ゲームで、4人のうち2人ずつの仲間が2チーム存在し、情報収集を行いながら仲間を探し出し勝利条件を達成することが目的。
プレイヤーはそれぞれ正体(XZFBの4種)体型(abcdの4種。便宜上こう表記する)勝利条件(ABCDの4種)の3種のカードをうけとる。
自分以外の3種はそれぞれ他のプレイヤーが所有しているので、その内容を探り当てることが当面の目的となる。
※正体のうちXとZ、FとBのチームに分かれる。勝利条件はABCD2種の組み合わせによりその内容が一覧表に表記されており、組み合わせによって条件はまったく異なるものになる。
また、アルファベットの組み合わせがそれぞれのチームに相反する勝利条件となるように設定されている。

序盤。まったくの手探り状態でスタート。
RF監督から私への接触があった際に、私の回答情報がズバリ私の正体を確定させる内容であったらしく、私からRF監督へのアプローチの際にRF監督の正体を容易に推測しうる重要情報が私にもたらされた。
この内容は「私の正体をRF監督が把握」「RF監督が私の味方」であることを推測させる内容であり、かつ「RF監督の勝利条件カード」が含まれていた。
序盤にいきなり重要情報が飛びこんできたので、ビックリしてアタフタしてしまったが(内心かなりニヤリ)対抗勢力であるV3・GR監督には「序盤でまだ誰が誰だかサッパリわからない」スタイルをみせておかなければならない。
今度は私がRF監督の質問に対して「私の正体」および「私の勝利条件カード」と「私の体型を推測しうる情報」を送り、お互いに勝利条件をこれで確認できたはず。
ちなみに我々のアルファベットの組み合わせはAとC「F本人を捕まえること」。対抗チームの勝利条件はBとDの組み合わせで「F本人をつかまらないように特定場所に移動させること」。
当然、この段階でGR監督・V3が勝利条件にかかわる重要情報を交換しているとは思えず、キーマンがFのプレイヤーであることは思いもしないだろう。
この後は重要情報を把握していることを悟られないようにGR監督とV3の正体の洗い出しにとりかかったが、性格上行動のふしぶしや言動でかなりまずいと思われるポロリ行動をやってしまった(と思った)ため、中盤でロコツにRF監督への援助行動をとった。
勢力分布がこれでわかっただろうが、GR監督・V3はまだ思い切った情報交換を行っているフシがなく「なんとなく勢力分布はわかったが、まだ確信できない」状態で両者の情報交換は続く。

私とRF監督はFプレイヤーの確定と本体の洗い出しに集中したが、RF監督と私の間で他プレイヤーの情報交換ができないため、もどかしさと焦りがこみあげてきた。
GR監督とV3の間でお互いの正体と勝利条件の確認がとりかわされた瞬間に、我々の勝利条件とその意図が判明してしまう。
「わからない、まだわからない」を連発する2名の発言ですらブラフではないかと思えてくる。
しかも私がF本体の確定に戸惑い、相手側勝利条件の阻止をするためにとった(つもりの)行動がRF監督の不評を買い、なぜこれでダメなのかと自問自答。
何か大切なところで勘違いしているのでないかと思われた。
そもそも私が序盤にRF監督からうけとった情報は「精度は高いが必ずしもRF監督が味方であると確定できる情報ではない」であり、その部分が間違っていたとすると勢力分布・勝利条件すべてがひっくり返ることになる。
これまでのRF監督への援護行動も結果的にはRF監督が有利な情報を得ただけだし、私が勝手に味方へサポートしていると自己満足しているにすぎない。
もう一度情報をさかのぼって洗い直すべきなのか・・・・?
もし時間をかけて情報を分析して「現在とは別の可能性」を考察しても、手持ちの情報が少ないために結論がでることはないだろう。
かといってもう一度他プレイヤーへのアプローチをやったところで、情報量で優位に立っているRF監督に追いつくことは難しい。

逡巡する中、GR監督がMAPの遠隔部分から中央に向かってコマを動かし、その後RF監督が同じ場所へ移動、この時点で「勝利条件の達成」が宣言された。
結果的にRF監督が味方であり、勝利条件も間違っているわけではなかった。私とRF監督は勝利した。
※「勝利条件の達成宣言」の時点でゲームは終了、全員の正体・体型・勝利条件がオープンされ勝利チームが確定する。

しかし後で考えるに、RF監督から受け取った情報でRF監督を味方と判断したことはいささかバクチ的であり、もう1〜2手確認を行うべきであった。
次回は「なりすまし」にチャレンジしてみたい。

(2)謀略級三国志
GJ最新号の付録、プレイ人数4〜9人のマルチゲーム。ライダーマンを含めた5人でスタート。
プレイヤーは「軍師」になり所属する軍勢を率いて勢力を拡大し「自分の勝利条件」を達成するためにまい進する。
このゲームのユニークなところは軍師を辞めること・仕官することは自由な点。
自分の支援したい軍勢の軍師となって黒土拡張を目指さなくても、対抗勢力の軍師になって間接的に優位な行動をとったりすることも十分有効になってくる。
対抗勢力を適当に疲弊させたら軍師を辞めて、次に自分が本当に支援したい軍勢の軍師になってしまえばいいのである。

今回、私は周瑜。呉の国が大きくなれば有利になり、劉備曹操袁術劉表が死んでしまえばさらに追加得点が入る(キャラクターの正体と勝利条件・特殊能力はカード化され、他プレイヤーには秘匿される)。
スタート地点は許昌(ランダムです)。
光栄の三国志1のシナリオ1のように群雄割拠している状況なので、そのまま有力勢力の魏に仕官し、弱小勢力の取り潰しおよび劉表袁術の壊滅のために軍団を移動。
あわよくば曹操が死んでくれればボーナスも入る。魏なんてなくなってもかまわないのだから。
魏は人材の豊富さから順当?に他勢力のとりつぶしに成功し、袁術劉表のとりつぶしに成功(南下策)。
気になる呉はライダーマンが軍師に仕官、呂布が暴れまわった後に衰亡して空白地になった土地を獲得し順調に成長。
ライダーマンが本当に呉の軍師キャラならばそれはそれでマズイことになる。でもまあ、まずは呉の成長を喜ぶことにしよう。
魏で呂布(衰亡後GR監督が旗揚げ)と適当に対決し魏の勢力が損耗する中、可愛そうな劉備は2回土地を失って3回目にようやく成都近隣で旗揚げすることができた。
関羽張飛のサポートを得てこれから成長しそうな気配である。蜀の軍師キャラが群がってくることだろう。
北の雄・袁召は第2期劉備軍との正面対決に勝利したものの国が疲弊し、しかも軍師が無責任にも辞任して放置状態。
まったくもってひどい話だが、このボロボロな袁召軍を立て直そうとしたりしたら、それこそ田豊プレイヤーがあることを暴露してしまうようなものなので、袁召軍はこのまま放置され続けるだろう。
MAPの東側の弱小勢力がほぼ一掃された頃、軍に仕官していないプレイヤーの眼はMAPの西側、第3期劉備軍と劉璋馬騰およびその空白地に眼がそそがれる。
ここで私は魏の軍勢を許昌・洛陽からも動員し南方で呂布との決戦を行う。
決戦は1〜2合の斬りあい程度で終わってしまったが、結果的にこの総動員は首都の戦力をスカスカにし、そこに勢力拡大中の呉がつけいる絶好のチャンスを作ることになった。
呂布との決戦にこだわることによって魏を衰弱化させ、呉への援助活動を行うことができた。
呉はそのまま許昌〜洛陽へ進入、首都に残しておいた曹操との決戦になるが、周瑜の特殊能力「水軍を使って撤退」を使用せずに曹操をそのまま見殺し・盤上から除去(盤上から除去された後にイベントカードがでれば死亡する)。
あとはカードさえ出れば曹操が死んでくれるのだが、魏の軍師になっておきながら郡雄である曹操を優先して補充(盤上に再登場)させなければ「魏への背任行為=魏の利益にはまったく興味がない」ことが発覚してしまうため、魏の軍師をやめることともっともらしい理由を考えることにした。
ここでよく盤上をみてみると、呉の勢力点=現在10点、周瑜の得点ボーナス=呉の勢力×1.5倍=15点 袁術劉表が死亡(滅亡後イベントカードが出て死亡していた)で+2点。
5人用の勝利得点は17なので、私がここで勝利宣言。あっけなくゲームが終わってしまった。

まだ時間がかかると思っていたというプレイヤーが多く、実際順調だった呉の軍師であったライダーマンも正体は呉とまったく関係がないキャラ。
他のプレイヤーがどのキャラクターかを推測する場面が少なく、1つの勢力の拡大(今回は呉)が実は危険であることがよくわかっていなかったので別の機会にもう一度やってみたいところ。
お互いの勝利条件を推測しつつ、間接的援助を行うというのがこのゲームの醍醐味だと思うのだが・・・。

(3)カルカソンヌ
今回は「ドラゴンと妖精」までを含めてプレイ。
私は4位(ブービー)だったが、ドラゴンの被害をうけたプレイヤーが結局脱落した感がある。
平地に早々に駒を配置したり、教会に配置するとドラゴンの餌食(むしろ通りがけのついでで犠牲になる)になることが多く、都市もさっさと完成させないと危険。
さっさと作ってさっさと刈り取ることが重要。ゲーム展開が変わるので新鮮さはあるが、毎回レギュラーでドラゴンを入れるかどうかは考えたいところ。
ライダーマンカルカソンヌの拡張セットを色々購入しているので、次回は「塔」「修道院」などのルールを加えてやってみたい。

(4)ナイアガラ
滝つぼに落ちないようにカヌーに乗って川くだりをし、下流にある宝石(?)をゲットして帰ってくるゲーム。
天候の変化によって川の流れが速くなったり、他人のカヌーから宝石を奪い取ったり面白い要素があるが、深く考えるゲームではなく反面年齢が低くても短時間で遊べる。

あとひとつライダーマン持参の海賊?ゲームをやったものの、考える要素がほとんどないお手軽ゲームだったので割愛。