●九州旅行4日目(高千穂編)

・だいぶ忘れてきた・・・・
・熊本から高千穂へは当初タクシーでと考えていたが、調べてみると片道だけで軽く1万円超え。
さすがに洒落にならんので他の方法を調べてみると、延岡交通と熊本交通がそれぞれ1往復づつ、熊本駅前から延岡駅前までリムジンバスを出していた。
片道の料金は2300円。距離を考えるとむしろこれはお得。車中にトイレがないことを除けば文句なし。
熊本市内各所の停留所を丹念に停車しながら熊本空港までお客を乗せ続け(下車は不可)、熊本空港を出た後は阿蘇山系の山を登りはじめ景色が一変。
天気もよかったし、眺めはきれいでしたよ>寝てたKさんへ
・道も幹線道路であるためか思ったほど悪くなく、西伊豆のような峠道を予想していただけに、精神的なゆとりができた。
・熊本から2時間、高森中央で10分の小休止。JRと阿蘇鉄道(旧高森線)を乗り継いでもここまで来れるけど、時刻表調べてみると電車のほうが熊本を早く出発する分、高森で待たされる。
電車とバスの乗り継ぎは土地情報も事前によく仕入れておかないとうまくいかない(初日の直方での失敗)ので、今回はトイレリスク以外は確実なバスオンリーを選択。
・高森から県境の山を越えて高千穂まで1時間。ついに念願の高千穂にやってきました!
・熊本発9時、高千穂着12時。帰りのバスは高千穂発16:30。4時間半しかないので観光パンフレットで抑えるスポットを選択。
・バス乗り場(タクシー)⇒高千穂峡(かっぽ酒で昼飯)⇒タクシーで高千穂神社経由で天野岩戸神社⇒タクシーでクシフル神社と高天原⇒徒歩でバス乗り場へ
・以前来たときから5年以上経過(前回は延岡から高千穂鉄道利用)しているが、やはり位置関係などをかなり忘れている。
タクシーで高千穂峡へ行く際、かなり急な下り坂を降り続け、道幅もせまかった。高千穂峡はかっぽ酒と景色がきれいだったことぐらいしか覚えてなかった。
・まずは昼食とかっぽ酒。かっぽ酒は竹を容器にして酒を燗したもの。風情があるがお酒はふつうなので、期待が大きすぎると気持ちが空振りする。
今回は2合頼んだので竹がビームサーベルのように長く、はじめはお酒を注ぐ際にこぼしてしまった。
前回より竹が長いと感じたが、前回は1合しか注文してなかったんだろうな。
・食事後高千穂峡の風景を楽しむ。わずかに紅葉も始まっていて、きれいでした。
・タクシーで高千穂神社へ。20分ほど拝観するのでタクシーには待機してもらった。
この神社は縁結びのご利益があるらしいので、婚活用のお守りを購入。
天岩戸神社は今回の本命のひとつ。古事記にもある「アマテラスの岩隠れ」の現地なのである。
・タクシーの運ちゃんに聞くと、この神社は「拝観に1時間半くらいかかりますよ」とのこと。
早めにキテヨカッタ。
・この神社は橋を挟んで2つの本殿があり、西本宮と東本宮といわれている。
まずは岩戸見物のため受付で申し込みをし(用紙に名前と人数書くだけ)禰宜さんの事前説明を受ける。
神域に入るので、簡単な御祓いもする。
・アマテラスが隠れたという場所は少し見えにくかったが、木々がその場所だけないので眼を凝らせばすぐわかる。
川の対面にある山肌にその穴はあり、だいぶ崩れたりして形も変わっているらしい。かなり峻険な崖なので人も降りていけない。
・神域を出て最後に総合的な説明。
1つはアマテラスと菅原道真徳川家康がたとえに出され、亡くなったあとみな神になったという話。
もう1つは神武天皇が東征において国々に稲を普及させてまわったため、日本の人々は食料に困らなくなったという話。
・(私観)菅原道真はいわれのない左遷を受けたあとに怨みを残して亡くなった為、怨霊として恐れられ、鎮める為に神として祀った。
・(私観)徳川家康は死後は自分を祀るように言い残し、それを実行させた。
・確かにみな結果的に祀られているけど、それぞれ事情がぜんぜん違うような気が・・・
・アマテラスは神になったあとの名前で、生前の名前はわかりませんとのこと>説明
・(私観)卑弥呼、というのが一番しっくりくるのだが。
神武天皇の東征と稲作の普及がセットになっているという説明には「なるほど」と思った。
・そういえば前回も神域に入ったから同じ説明をきいてるはずなんだが、ぜんぜん衝撃がちがうな。
前回は人の話をきいてなかったんだろうか。
・次にアマテラスを岩戸から出すために神様たちが集まって会議を開いたところへ移動。
・少し歩く。
・賽の河原を思わせる暗くてヒンヤリしたところ。そこらじゅうに石が積んであるのでちょっと不気味。
本殿へもどるとやはり1時間近く経過していた。前回来たときにひいたおみくじを枝にくくりつける。
当然だが私のだけがやけにぼろぼろで目立つ。
・橋を渡った東本宮へ移動。
こちらはひとけがなくてかなり寂しい感じ。ハエがやたらとんでいて歩きにくかった。
後日購入した「高千穂の神社」にはかなりきれいな写真がのっているが、写真とはだいぶ感じが違う。
・東本宮拝観を手短に済ませ、タクシーを呼ぶ。あとはクシフル神社とその周辺の高天原関係の観光をしておしまい。
4時間半じゃやっぱり短すぎる・・・・
高天原天孫降臨の地そのものではなく、降り立ったあとに高天原を遥拝したところ。
予想していたのとはちょっと違ったけど・・・前回タクシーで通り過ぎてずっと気になっていたところなので、ひとつスッキリした。
・この場所に梅原猛が取材にやってきたことをしめす看板(著書紹介あり)があった。
本は「天皇家のふるさと 日向をゆく」、帰京後本屋で見つけたので購入(文庫)。
・徒歩でバス乗り場へ移動し、バスを待つ。
・高千穂には神社が88ある。
天岩戸神社へ移動する際に遠くに棚田が見えた。これもきれいだった。
・夜神楽も見たい。
・いずれまた来ることになりそうな予感を残し、高千穂から熊本空港へ移動。2時間半。
・ちなみにバスならば延岡駅前まで1時間。熊本よりずっと近い。延岡から宮崎空港まで1時間程度なので、宮崎経由が楽だろう。
・熊本空港内で待ち時間の間食事。まだたべてなかった豚骨ラーメンの店に入る。
・ビールとラーメンのセットを注文。さっさと飲み終わった私はすぐ2杯目を注文。
・お会計は・・・・なぜか2杯目のビールがカウントされていませんでした。
・熊本空港から羽田まで1時間半程度。機内で高空の影響でこめかみから下あごまで痛くなり、高度が下がるまで治らなかった。
・飛行機を降りてからも耳に水が入ったような状況が続き、帰宅するまでなんとなく音が聞こえにくかった。
・横浜方面行きの京急に乗り、横浜で乗り換え。疲れと荷物の重さでかなりクタクタ。
・さすがに荷物が多いので、駅からアパートまではタクシー。金曜日の夜11時過ぎ。雨も降っていないし終電までだいぶ時間があるので、人はあんまり並んでいなかった。
・楽しい旅行だった!でも体力的に4日が限界かも。