◎女子バレーボール

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/volley/wc2011/data/schedule/jpn_w.html

世界ランク4位の日本。今回の大会で3位までに入ればロンドンオリンピックの出場権が得られる。
「最低でも3位」大会前に宣言した真鍋監督だったが、現在まで4戦2勝2敗ですでにがけっぷち。

初戦イタリア●、2戦目アルゼンチン○、3戦目中国●、4戦目アルジェリア

まだまだ強豪ブラジル、アメリカとの対戦が残っている。
中国に負けたのが痛い。

たまにしか観ないし一生懸命応援しているわけでもないが、思ったことを書いておこう。
栗原恵が選抜メンバーから漏れ、木村がエースに。
以前観た栗原のスパイクは世界に通用する強烈なものだったが、木村も起用でうまいとはいえ、そこまで強力なスパイクを打てるとは思えない。
ほかに攻撃面で活躍できる人がいないと辛いところ。
これまでの3戦はテレビをみていないのでよくわからなかったが、今日の格下のアルジェリア戦では岩坂名奈迫田さおりが目立った。
迫田は以前の大会の中継でも観た覚えがあり、175センチと決して高くない身長ながら、抜群の跳躍力で身長差をカバー。
後衛時のバックアタックが特に目立った。
前衛の狩野、木村、荒木らがトスに対し複数のアタックフォーメーションをかけることによって、相手ディフェンスを幻惑。
迫田のバックアタックが攻撃の選択肢に入るだけで、相手ブロッカーがジャンプのタイミングをかなり惑わされていた。

第3セットは控え選手の総動員となり、木村や竹下、荒木、佐野までもがベンチへ。
残った主力は狩野と迫田くらいになってしまったが、この二人を攻撃の軸になんとか逃げ切り。
終盤ヨタヨタしたのはやはりリベロ佐野とセッター竹下が下がったことが大きい。
相手のサーブやスパイクを的確にセッターに返す技術はやはり座安と佐野では雲泥の差。
セッターも中道に代わったが、普段リーグでコンビを組んでいる相手との息はぴったりだが、トスの丁寧さや、作戦司令塔としての役割については竹下と雲泥の差。
監督の指示かもしれないが、竹下は若い子を成長目的で攻撃の軸にすると決めたときは、木村や狩野をほとんど無視してまでも(岩坂や迫田へ)トスを上げ続ける。
世代交代を考えると佐野・竹下の次も考えないといけないのだろうが、まだまだ差があるなと感じた。