ichigou012010-07-27


これまで4年間、近鉄の外国人事情について書いてきたが、本来ダメ外人をこき下ろすために書いているはずなのに、いまひとつ面白みにかけている。
レコードブックを中心に調べて書いてみてはいるが、書いてる本人(私)にとって全然記憶や印象にない選手をコケおろそうにもなあ・・・

近鉄編 1993年(平成5)

鈴木新監督のもと、打倒西武のために獲得した新外国人は昨年まで大洋(2年間)でプレーしていたロバート・レイノルズのみであった。
レイノルズは俊足巧打の中距離ヒッター。長打はブライアント、石井にまかせてチャンスメーカーとして獲得したのかと思いきや、開幕戦の打順は6番右翼。
6月1日に2番入ったものの、主に5番6番で偵察要員を出され、相手投手にあわせて起用されることが多かった。
たしか大洋時代はスイッチだったが、左打席のほうが成績がよかったので近鉄時代は一時左で固定されていたと思う。
(右の鈴木貴久らと併用)
なんにせよ、パッとしない成績で日本を去っていった(本拠地が藤井寺で18HR、自慢にならん)。

ロバート・レイノルズ 試合104 打数336 打率298 HR18 打点50 盗塁12
◎ラルフ・ブライアント 試合127 打率252 HR42 打点107 三振204(記録更新)

この年、近鉄は4位(66勝59敗5分)。
4年連続最多勝(17勝)の野茂の活躍こそ光ったが(成績詳細はこれまでの中で一番悪かった)昨年新人王の高村や昨年6勝6敗だった阿波野らが誤算(高村5勝・阿波野1勝)で先発投手陣は崩壊寸前だった。
それを4位とはいえ勝ち越しまで引き上げたのは2冠王のブライアントと3割22HRの石井らの打撃陣あればこそといえるだろう。