1月20日、私・RF監督・V3・ライダーマンの4名で第2回ゲーム会を開催。

●インコグニト(ゲームの詳細については前回のゲーム会参照)

 今回はそれなりにテーマをもって挑んだつもりだったが、序盤から他プレイヤーへの接触もできず、反面他プレイヤーからも接触がなくボサーッとしている状況。はっきり言うと最悪である。
他プレイヤーへ接触するということは相手の情報を得ることで大いにプラスだが、相手から接触を受けることも自分の情報をさらすことにはなるのだが、残る3人の中に味方が1人いるのだから、必ずしもマイナスではない。
その接触がほとんどない中、ライダーマンとRF監督の間で仲むつましいくらいの情報交換が行われ、それに横槍を入れるような形でV3が接触
私が序盤で仕入れた情報は他3人から1回づつ、しかも返ってきた回答は3人が全員ほぼ同じ回答であったため、推測ですら困難であった。
ゲームが進む中、ただでさえ情報量が少ない私は、呪われたかのように3回連続して移動できないターンが発生。これでもう他3人との情報量の差は決定的となった。
特に、情報交換が頻繁なRF監督とライダーマンが仲間同士であったとすると、残されたV3と私は現段階で情報の交換すらロクに行っていない状況で、最悪のケースを考えると我々は仲間同士で名刺交換するまもなくゲームが終わってしまうのである。
それだけは断固として阻止しなければならない。
では情報量の決定的な不足をどう補うのか。リスクは大きいが自分の重要情報をあえて相手にさらけ出すことにした。
もし相手が味方ならすぐさま共同戦線をはれるし、敵味方がハッキリするだけでゲームの展開は大きく変わる。情報収集も効率的に行える。
反面、相手が敵だったら・・・・。少なくとも残りの2人のどちらかが味方であることがわかる。相手には大きなイニシアティブを与えることになるが。

 この重要情報を与える相手は、もちろんV3。RF監督とライダーマンが味方同士だった場合の(我々の)完全敗北を阻止するためだ。
それとなくV3のコマにすりよって相手からのアプローチを待つ。次のV3のターンに見事食いついてきたので、自分の正体カード現物をまぜてV3へ手渡し。
(さあ私が味方と分かったら、すぐにRF・ライダーマンを追い詰めるためにお互いの勝利条件カードを確認しあうぞ!わかってるよな?)
V3は眉をピクリとも動かさずにカードを私に返却。うん、それでいい。今は奴らに悟られないようにすることが第一だ。
次のターンに私からライダーマンにアプローチ。「さあ、君の重要カードを全部見せなさい」とばかりに手を差し出してカードを要求したが、V3から返ってきた答えは明らかに冷たかった。
(なに?違ったのかよ??)
そんなはずはないとまだ確信しきれない私は次のターンに「大使」を使ってV3にアプローチ。
※「大使」コマを使ってアプローチすると相手は本来なら3枚(うちアタリ1枚以上)のところをカード2枚で回答しなくてはならなくなる。つまり情報分析に当たって有利になるのだ。
この「大使」を使っての回答にすら、V3は冷たかった・・・・・。
・・・・いいだろう、ライダーマンとRF監督の絶対的勝利を阻止したと思うことにしよう。

いいかげんRF監督とライダーマンのなかよし情報交換会も飽きが来たのか、ライダーマンが私にアプローチしてきた。
しかもロクに挨拶もないのに、いきなり「大使」を通じて接触してきやがった。
渾身のカード2枚をライダーマンに突き出したが、ライダーマンの反応は「ニヤリ」。
敵か味方か?ライダーマン! とサブタイトルを叫びたくなったが、こちらも仕返しにライダーマンへ大使経由でアプローチ。
すると・・・・真実カードは含まれていないものの、100%敵対勢力であることがわかった。
味方がRF監督であることがわかったので、急いでRF監督のコマ付近へ移動させる。相手への情報提供は当然「真実」。
RF監督は序盤あきらかにズッコケていた私がなぜここにきて味方であることがわかったのか不思議がっていたが、今となってはソレはソレ。
許すまじきライダーマンとV3の勝利条件を阻止しなければならない!

結果、肝心な時に勝利条件を勘違いした私のボケもあったが、ライダーマンとV3もお互いの勝利条件を把握しており、あと一歩というところで我々の敗北となった。
序盤のハンデを取り返すため無茶はしたが、いい展開になったので満足ではあった。

●乗車券メルクリン

路線達成6枚のV3が圧倒的にリード。ライダーマンと私は追いつくこともなく敗北。
RF監督は路線カードの達成を順番に宣言、残るカードは1枚、これがMAXの22PだとV3に追いつくのだ。
(しかし最多路線を敷設したV3の勝利が優先されるのだが)
カードオープン!・・・おお!見事22P!達成・・・・と思いきや、肝心な最後の1路線を敷設し忘れており22Pのプラスが22Pの大幅マイナス。
見事にビリ転落。達成したと思って他人の邪魔ばかりしてきた天罰だと思いたい。

●ケイラス・マグナカルタ

名作ゲーム「プエルトリコ」を簡単にしたゲームが「サンファン」であるように「ケイラス」をシンプルにしたのがこの「マグナカルタ」であるようだ。
入門ゲーム1回、その後全ルールを入れた標準ゲームを行った。
入門ゲームは力押しでなんとかなるが、標準ゲームはジリ貧ゲームで全然展開が違う!
なれればサクサクすすむので、次回以降に勝負をかけたい(つまり負けたのだ)。

●最後にもう一丁・インコグニト

ケイラス編で奥から出てきた「越の寒梅」を皆より多く呑んでしまったので、プレイすることが前回よりも困難になった。
だが酒とは関係なく情報も入って来ないし、また今回もボサーッとしているうちに周囲でゲームは展開。
ゲーム中盤、いきなりライダーマンから「真実」情報が飛び込んできた。
ライダーマンは序盤からかなり情報収集ができていたので、消去法で私が味方だとわかったのだろう。
いきなりの「真実」情報入手、ここで勢いよく起き上がったり、酔いがさめたフリはしてはいけない。
メモをとりながら、今度はこっちがライダーマンに「真実」情報を提供。
お互いに心の中で笑いながら、モサモサと勝利条件達成のために進撃。
RF監督とV3もそろそろお互いが味方同士であることはわかっているようだが、我々の情報量に追いついているかどうか・・・。
結果、ライダーマンと私の勝利。完全に勝たせてもらった感があるのだが、まあ、これはこれでいいのだろう。
こういう勝ち方ができるのもペアー戦ゲームの醍醐味なのだから。