第1284話 台風直撃、来ます!

*[その他]

#1284 台風直撃、来ます!

■ 1 ■ 読書

●なぜ「星図」が開いていたか(松本清張 新潮文庫新刊)※32冊目

●絢爛たる流離(松本清張 文春文庫新刊)※33冊目
本屋に行ったときに、「なぜ星図~」が読み終わるところだったので、つい買ってしまった。
12本の短編ではあるが、3カラットの指輪が狂言回し、各短編とのつなぎ役。
女性誌連載作品とあとがきにあったので、なんとなく毛色が違う作品であることに納得ができた。
戦前・戦中・戦後の流れもあり、清張得意の昭和史もたどっているところも面白かった。

●太平洋戦争秘史(山崎雅弘 朝日新書新刊)
この筆者は以前「第2次世界大戦秘史(中小国から見た欧州大戦)」を上梓しており、その太平洋戦争版らしいので購入。

宮脇俊三 鉄道紀行セレクション(つくま書房)
河出書房の宮脇俊三作品をほぼ読んでしまったので、なんとなくさみしくなって購入。
この本は筆者の妻が作品をより抜いて集めたものなので、一度読んだ部分も多い。

●さまざまな迷路(星新一 新潮文庫
星新一の作品を購入するには勇気がいる。それは私がすでに何冊か購入しているからであり、なおかつどの本を買ったかをチェックできていないから。
王子にも何冊かあげてしまったし、間違って同じ本を買ったとしても、ぎゅうぎゅうに詰まった短編集なので、読みはじめたところで、2度買いしてしまったかもわからない。
そこで、本棚に星新一短編集を並べ写メをとって、本屋で読んでないものと読んだものを選別した。

■ 2 ■ ゲーム

●信長君日記(4)1603年信長死す。
・上杉滅亡
弱小勢力が淘汰されて、ある程度の規模を持った大名が総力戦で争う展開になった。
現時点では近畿圏を収める三好氏に勝てないため、自己領土の北部に位置する上杉景勝領に進軍した。
かの諸葛亮孔明姜維に「蜀の領土の外で戦う」よう言い残したというが、我が織田軍も常に上杉領に進軍して戦闘。
東西に長い領土を持つ上杉軍は、領土の西端を全力で攻めてくる織田軍に対し、はるか東の越後や関東の北条氏と接する領土から軍勢を率いて防衛に回ってくる。
当然、援軍は距離の関係で逐次投入となるため、一度の戦いで攻略できなくても、撤退・戦力再整備・再出撃を何度も繰り返せば、徐々に兵糧面で援軍を出しにくくなってくる。
長い戦いになるなと思っていたら、戦力を持て余した北条軍が武田残党軍(沼田城含む3城)を蹴散らして援軍を出してほぼ空城になった上杉領に侵攻を開始。
徳川も呼応して旧武田領である甲州方面を攻略し、八王子と箱根で北条氏と対峙することになった。
尻に火がついた上杉軍は織田軍の北陸方面への侵攻に対し援軍を出すことができなくなり、実質織田・北条・ついでに最上芦名氏を滅ぼして日本海方面に進出した伊達からも攻撃を受けることになった。
いつしか佐渡島に閉じ込められた上杉だったが、織田軍が富山城攻略で進軍を止め、対三好に方向転換した後、人知れず伊達軍に滅ぼされていた。

・京都を目前に信長死す
上杉領をものにして戦力を蓄えた織田軍はようやく三好氏と対峙できる戦力が整った。
まずは旧領復活のため長島城の隣の亀山城を攻略。
三好氏は近畿圏だけでなく香川徳島からも戦力をだし、徹底防衛の構え。
ぞろぞろと亀山城に向かってくる三好軍だが、中国地方と長曾我部旧領を支配している毛利氏が黙っていなかった。
もともと高知を奪って取り返すことを繰り返していた三好・毛利だが、織田軍の進軍により手薄になった高知を毛利軍が攻略を開始。
亀山城に向かっていた戦力の半分が反転し高知へ向かうことになり、劣勢だった戦いが優位に。
亀山城を落とした後は、三好氏の有力武将との「分岐点となる戦い」に連勝し、一気に領土を回復。
同盟していたのに、三好氏に屈服した浅井氏も含めて三重県滋賀県奈良県も奪取。
京都大坂は目の前になった。しかし・・・・
1603年、信長は亡くなった。後継は信忠。部下の忠誠心低下はあったようだが、極端な裏切りや領土を失うことはなかった。
しかし威信は50ほど低下したものの、秀吉や光秀、勝家もすでに寿命でなくなっていたため、織田軍が分裂することはなかった。

・これから三国志
①伊達氏
東北は仙台を中心に伊達氏が勢力を増し、北の南部氏もほぼ壊滅状態(松前藩に南部氏がこもるのみ)。白河まで南下し北条氏と対立。上杉旧領も新発田佐渡島まで進出し地盤固めはほぼ完了している様子。
②北条氏
関東圏をほぼ制圧し、旧佐竹(武田)領も平らげて関東の雄として確立。春日山城までその勢力は伸びており、我が織田とも接点がある。
この北条は中小国にになった徳川領に箱根越えで襲い掛かり、織田に救援を求めない徳川は駿河城も明け渡し、最前線が掛川城に。
山梨県にあった旧武田領も北条氏に奪い取られてしまった。
同盟国ではあるが、支援要請もないのに援軍を送るべきかどうか・・・北条を損耗させて背後からの伊達軍の進撃を期待したいが、まだ外交関係が何もできていない。
織田氏
このまま三好氏をたたいて近畿圏を支配する予定。1年経つごとに部下が寿命でバタバタ倒れていくのだが、あと10年で達成できるだろうか。
④毛利氏
中国地方だけでなく、鳥取から旧宇喜多領も併合して兵庫県まで進出。
四国は旧長曾我部領を支配し、三好氏と対立。最近まで激しく高知で戦っていたが、最近は豊後水道を渡って大友領に進軍し、大分県を支配している。
⑤島津氏
旧龍造寺領(長崎県)と熊本・宮崎までを支配しているが。毛利氏の九州上陸で戦力バランスが動いた。
正直いうと本気で毛利が攻めてきたら島津と大友が連合しないととても太刀打ちできないが、島津は今のところ静観。
大友が滅びた後は当然島津の番なのだが。

・全国統一は難しい状態に。
毛利氏が中国九州四国を支配すれば容易に攻略はできない。
伊達と共謀して北条を滅ぼしても、関東全域を伊達が支配すれば、毛利と同じく容易に攻略できない存在になる。
時間の経過により武将がバタバタ死にはじめ、いずれ日本全国が空白地帯になるだろう。