第1225話 講談社文庫の「バカの壁」

#1225 講談社文庫「バカの壁

*[その他]

■ 1 ■ 読書

今日(昨日5/14)は遅番の出勤だったので、朝9時半過ぎに出発。
駅までのコンビニで新聞を買って電車の中で読んでいると、コラム欄にとんでもないことが書いてあった。
なんでも講談社文庫の4月の新刊からビニールがかかって、立ち読みができなくなってしまったのだ。
コラムによると、出版社側の都合によるもので「今回の税額込みの金額表示に対応するため、カバーに金額を刷り込んでしまうと、収支絵が大変」ということが理由らしい。
コラムには新品の本が買えてうれしいという声もあるとあったが、出版不況の中であきらかに読者拡大を阻害する消費者無視の蛮行だと思っている。

・「今後の税込表示に対応するため」とあるが、今後消費税のアップや金額表示の変更がどれだけあるというのだろうか。
5年10年に1回のために、文庫本の中身を確認させないビニール掛けをするという結論に達したプロセスが理解できない。
・私は文庫本の立ち読みはあまりやらないが、なじみのない作家の作品をパラパラとみるときや、気になったタイトルの作品などを買うかどうか判断するときに、やはりパラ読みはする。
これまで講談社文庫では高田崇QEDシリーズや、前間孝則の分厚いエンジン開発の本、先輩のKさんの勧めがあったとはいえ高橋克彦の作品などを新規購入する際には、必ず「パラ見」が必須だった。
西村京太郎のトラベルミステリーは読んでは処分してるので、パラ見して過去に読んだかどうかのチェックも兼ねていた。
今回の全ビニール化は、読者の新規開拓を阻むものでしかなく、買うかどうかの判断基準は出版社の絶賛やネット情報に限られてしまう。
しかしながら出版社は絶賛しかしないし、ネットでの感想もしょせん個人の感想なので、文体や表現方法が自分に合うかどうかはパラ見してみないとわからない。
・今日出勤途中の本屋で、このコラムが本当なのかどうか確認してみたが、講談社文庫新刊だけビニールがかけられていた。
講談社文庫の新刊で高田崇のシリーズ物がたまたま出ていたので、ビニールがけされた新刊をレジに持って行ったが、レジの人は不器用なのかビニールの開封に四苦八苦していて、1冊の清算に時間かかった。
しかもカッターでビニールを切る時に、本のページの間にざっくり刃が突き刺さっていて、ほぼ間違いなく本が傷んでいました。
・こんな出版社目線で消費者無視の行いを他社が追随するとは思えないが、消費者泣かせ・店員泣かせであることは間違いない。
・どこかの本屋で講談社文庫をまとめ買いして、ビニールの開封に手間取る店員に消費者が怒鳴りつけるシーンもあるだろう。
本屋側からもぜひ講談社に苦情を言ってもらいたい。

■ 2 ■ プロ野球

DeNA 敗戦で自力優勝消滅
この時期での自力優勝消滅は1989年以来だそうだ。
対象が現在首位の阪神なので、まだ完全消滅ではないけれど。
いまケガ明けで2軍調整中の今永が復帰に向けて頑張っており、登板するごとに投げる球数も増えてきている。
背番号4さんは「3位までに入ればいいっすよ」といっておりすでに興味は「3位までのゲーム差」になっていました。

●ラミレスのコメント
毎朝購入している新聞のスポーツ欄のコラムに、月1程度でラミレスが記事を書いている。
不思議が多かったラミレス采配だが、その中の1つに「8番投手」の起用があった。
シーズン中は私も文句を言っていたが、ラミレスの記事には「7番に俊足選手を置き、8番投手、9番に勝負強い打者を置き下位で得点できる打順にした」とのこと。
実際には7番梶谷、9番倉本の起用が多かったようだが、いまとなっては「機能していた」ように思えてしまう。
オンライン飲みで背番号4番25番さんとこの件について話をしたが、「それだったら2番に強打者置かないと」という話になり、ゆくゆくは「最下位脱出に向けての打線構成」の話に。
得点圏で打ててない4番佐野を2番に。
調子の上がってきたソト4番でもいい。
牧は6番で良し。
走れる選手がいないから、エンドランなど戦術に幅がなく走者が得点に結びついていない
主軸が中堅いさしかかかっているので、若い奴が出てきてほしい>森君のつかいどころ

■ 3 ■ その他

吉行和子
同じく毎朝買っている新聞の月間連載記事が、今月は女優の吉行和子
西部警察でスナックのママを演じているときの石原裕次郎や、若くして亡くなった赤木圭一郎についての記事があった。
人に好かれる名優というのは、周囲に対する気遣いが素晴らしいらしい。
確かに裕次郎、渡哲也のエピソードでは、同じような話をいくつか耳にしたことがあります。
裕次郎、渡哲也らについては言動やしぐさだけでなく、身だしなみなども行き届いているというイメージがあり、身だしなみが大事ということは「きちんと場をわきまえた格好ができる」ということの表れなんだなといまさらながら気づきました。

■ 4 ■ ゲーム

ダビスタ ランク63 玄人馬主
通算年数127年
総生産頭数 560頭
顕彰馬入り 0頭
種牡馬入り 6頭
出走 19223回
優勝 2471回
勝率 12.85%
うち重賞305勝(92/131)
うちG1 21勝(12/26)

ランク64で牝馬地蔵を作れるようになる。牝馬地蔵完成で場内施設はコンプリート。

■ 5 ■ 読書

●マン・マシンの昭和伝説(上巻)(講談社文庫 前間孝則) 再読
最近の新刊が面白いものがないので、本棚から引っ張り出してきた。
奥付を見るとすでに25年ほど前の本。上巻だけで700ページほどあるので、これまで1-2回再読したきりのはずだけれど、面白いので一気に100ページは読めてしまう。
本題は戦後昭和の乗車・エンジン開発の話だが、その源流は戦前戦中の航空機エンジン開発が土台になっているので、自然三菱・中島のエンジン開発の話になる。
誉の開発の苦難、環境劣化による不具合の続出、誉を搭載せず開発を継続した烈風の話など、いつ読んでも面白い。

●日本の伝統の正体(新潮文庫
なんとなく買った本はすぐに飽きてブックオフ送りになる。
これは自己の経験からなるもので、ほぼ間違いはなかったが、この本についても早くも見切りが付きそうな状況。
着眼点は好みであるが、その分析・根拠の説明が浅すぎて、面白みが全くない。

古事記異聞 第2巻(講談社文庫 高田崇)
前述のビニール包装された新刊がこれ。
高田崇のシリーズ物はQED以外は処分してしまっているが、いまのところこのシリーズは存命レベル。

■ 6 ■ その他

アマゾンプライム
気になっていた「ゴールデンカムイ」がラインナップに上がったので視聴開始。
予備知識ゼロでスタートしたが、埋蔵金を記す地図を個人と軍部で奪い合うという話で、思っていたよりも話はシンプル。