タイミング的に非常に書きにくいが・・・・
積ん読を消化中ながら、新刊も買ってしまった。

◎民俗のふるさと(宮本常一
・町づくり・村と村・村の生活。
・このような章立てになっており、初めはなんとなく読みすすめていたが、なんとなくわかってきた。
民俗学なのだから、主人公は一般庶民。一般庶民の生活はあんまり記録に残っていない。
・人が集まって出来上がる町・村がどのように形成されていったのか、また村(共同体)と他の村との交流について書かれている。
・人が集まり、集団となって生活していく中から規則性・共通性をさがしだし分析。
・なかなか面白くなってきたが、薄い本なので近日中には読み終わるだろう。
・本屋で平積されている(そして私の本棚にも積まれている)網野善彦「日本の歴史を読み直す」はこの本に比べるとテーマが重いと感じる。
・この本は昭和38年ごろの本らしく、吉展ちゃん事件と思われる誘拐事件のことについて記載があった(このときはまだ事件が解決していなかった)。

聖徳太子1巻(梅原猛
・仏教伝来時のアジア情勢の部分は読み終えた!
・書かれていることは(全部でないにしろ)わかるし、面白いので読み続けるつもりだが、全4巻だからどこかで中断しそう。
・3巻4巻も探して買いました。

●藤子F不二雄の発想術(小学館新書)
・藤子F不二雄の語録集。生前のインタビュー記事などを抜粋・整理して編集されている。
・この間完結した藤子不二雄Aの「まんが道」も最終回はオバQ誕生。
オバQヒット後のエピソードがほとんど知識としてなかったので、スタジオゼロ時代の話などは新鮮で面白かった。
・結局は虫プロと同じなんだなあ、と感じた。

●邪馬台(北森鴻・浅野里沙子 新潮文庫
・はじめて読む作家の古代史ミステリー(みたい)
・ライターである北森鴻がすべての執筆を終える前に他界してしまったため、浅野里沙子が残りを書いたらしい。