●東北旅行・北上編

北上駅に到着後、北上線に乗り換え。日中は2−3時間に1本程度しか本数がない。
ディーゼルのワンマンカーで0番戦ホームから出発。
晴れ渡る青空の下、のどかな風景の中を走るので、席に座ってボンヤリしてたらすぐ寝てしまいそう。
2つ目の江釣子駅で下車。無人駅なので車両の一番前で清算して下車。
駅前はすぐ住宅地であるが、人の姿がほとんど見られず、かなり静か。
徒歩で江釣子古墳の資料館を目指して歩いていくと、街道沿いの大きな案内板に「江釣子古墳」の表示あり。
気になるのは「江釣子古墳」の下半分の表示が白く塗りつぶされていて、「昔は案内したけど今は案内できません」という雰囲気。
さほど気にも留めず、目的地の資料館らしき建物が見えてきた。

しかし・・・・・資料館の入り口には「3月末で閉鎖しました」の張り紙が。
・・・・案内板の正体はこれだったようです。
資料館に展示されている出土品にはかなり期待していただけに残念。
江釣子古墳は数はあるもののかなり古墳としては埋没してしまったり、保存状態もあまりよくないようなので、高速道路あたりまで散策して撤収することにしました。
次の目的地は川を渡った向こう側にある「鬼の館」。
江釣子駅から古墳まで歩く際に眼にとまった有限会社江釣子タクシーをKさんのスマホで検索して架電。
資料館前に来てもらって移動。

15分ほどで到着(とても歩ける距離ではない・・・)。
あんまり期待していなかった鬼の館、到着してみるとかなり設備投資されていてビックリ。
お客は我々2名のみ、資料館の展示物をゆっくり見てまわることができました。
この鬼の館は北上の「鬼剣舞」を基礎に全国の鬼にまつわる資料や写真を集めた、資料館としてはなかなかのもの。
12年前に皇族の雅子様が来館されたとかで、写真も飾られていました。
北上市は地元の伝統舞踊にお金を投資し、江釣子古墳の維持にはお金をかけられないという選択をしたようです。
鬼の館がショボかったら北上観光はイマイチで終わるところだったので、救われた気持ちになりました。